読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

800km歩いたら許してくれますか?

2016年、カミーノデサンティアゴ全行程を踏破。現在はきままにヨーロッパを周遊する21歳女子学生の日記。

モロッコ旅行記②〜感動の一夜、バケモノの子の世界へ〜

 

さてさて、リヤドでチェックインを済ませた私たちは、さっそく旧市街へ。

 

私「まずは明日着る服を探さなあかん!!」

K助「え!?服ないの!?」

 

そうです。服ないんです。

私はいつも最低限の荷物で旅行したいので、物価の安いとこなら着替えなんかは現地調達(そして捨てて帰る)。モロッコの市場はたいてい観光客にはお高い値段をふっかけてきますので、値段交渉が必須です。関西人(兼貧乏人)の血が騒ぎますね~。

頑張って買いたたくで!!!(笑)

 

f:id:shioirikun:20170104033319j:plain

迷路のように複雑に入り組んだ旧市街はほんとに異世界。

あっちをみてもこっちをみてもお店がたくさん。タジン鍋をはじめとした陶器、革製品、服から靴からアクセサリーまで…。

 

ぱっと見つけた薄水色のワンピースのような民族衣装が気に入ったので、お店のおっちゃんに話しかけます。

秘儀①「ひたすら褒める」を発動。

ほしい商品からはじめて、店の雰囲気、おやじ本人までひたすら褒める。とにかく褒める。そして最後に「どうしても欲しいから安くしてくれへん…?」とかわいく(?)お願いするだけです。500円で落札。実際この値段が安いのか高いのかはわかりせんが、私は満足なのでよしとします。500円やで!?GUより安いやん!?

 

f:id:shioirikun:20170104051148j:image

これは土産物屋のおっちゃんですが、まさにこんな感じの民族衣装を買いました。

 

その後、砂漠で日よけと砂除けの為に必要らしいので、大判のスカーフを購入。

秘儀②「ひたすら数字を連呼」を発動。

店員さんにひたすら希望の価格を唱え続ける(言葉は全く通じない人を装う)という秘儀でもなんでもないただの力業でこれも納得いく価格でゲット。私のとK助くんのと、2枚。

 

 

 

買い物が済んだところで、いよいよマラケシュの目玉「フナ市場」へと向かいます!!

実はこのフナ市場、私の大好きな映画「バケモノの子」の舞台のモデルとなったらしいんです。

九太が渋谷から渋天街へと迷い込むあのドキドキのシーン。最高です。

 

 

 f:id:shioirikun:20170104060803j:image

市場の放つ凄まじい熱気と活気につられて私のテンションもMAX。

 

 

 f:id:shioirikun:20170104060824j:image

煌々と輝く食べ物の屋台たち。

 

 

 

f:id:shioirikun:20170104060858j:image

熱気。

 

 

 

 

 f:id:shioirikun:20170104061028j:image

地元民から観光客まで、誰も彼もがワイワイしてます。

確かにバケモノの子の世界にそっくりや…(もちろん人間しかおらんけど)

感動。こんなイカしたところが地球上にあったなんて。

 

 

 

f:id:shioirikun:20170104061103j:image

屋台にはそれぞれNo.がついていて、お客さん同士が「◯番がおすすめだよ!」「◯番は安くて美味かった!」なんて話をしていました。そしてそれをさりげなく盗み聞きする私。

 

またこの市場には非常に客引きが多く、みんな私たちをみると日本語で喋りかけてきます。「ビンボープライス!」が流行りのフレーズのようです。(笑)

客引きに惑わされず、おいしいお店を探しましょう!

 

 

 f:id:shioirikun:20170104053129j:image

鍋いっぱいに炊かれたクスクス。

 

 f:id:shioirikun:20170104062232j:image

定番のタジンは中のお肉が信じられないぐらいジューシーで柔らかい!

 

イカのフライや揚ナスのペースト、チキンの煮込みなんかもすごくおいしかったです。何軒かの屋台をまわりながら、ちょこちょこ食べ歩くのが楽しい。

 

 

f:id:shioirikun:20170104061145j:imagef:id:shioirikun:20170104061150j:image

 美味しい料理をつまみながら同じテーブルに座った人たちと「どこから来たの〜?」「これがすごく美味しいよ〜!」なんてたわいないおしゃべりを楽しみます。

宗教の関係上、お酒は見かけませんでしたが私はこの雰囲気にすっかり酔ってました。はい。

 

 

f:id:shioirikun:20170104053525j:image

フルーツジュースのお店は市場のいたるところに。その場で絞ってくれるオレンジジュースは、なんと一杯50円!!

5月下旬といえど暑く、熱気の中を食べて騒いで喉がカラッカラになったところにこの甘酸っぱいオレンジジュース。こんな贅沢ってある…?

 

もうなんか、生きてるって幸せ。

ここに住みたい。この活気の中で暮らしたいわ、私。(単純)

 

 

…そんな感じで、幸福感と満足感に包まれた夢のような一夜。

後ろ髪ひかれながらも、まだまだ盛り上がる市場をあとに、宿へと戻る私たちなのでした。

 

 

(翌朝、フナ市場を通ると昨日の喧騒が嘘のように屋台も人々もきれいさっぱり消えていた。撤収しただけなんだろうけど、ほんとに夢だったんじゃないかと思うぐらいだった…)

 

 

 

いよいよ次は、サハラ砂漠へ向かいます。

モロッコ旅行記①〜初めてのアフリカ〜

「ねぇ、サハラ砂漠でラクダに乗らない!?」

 

f:id:shioirikun:20170103040311j:image

 

 

2016年5月。

スペインに来てはやくも3ヶ月近くが経ち、そろそろ違う国へ旅行したいな〜と思っていた私は、このK助くんの誘いに二つ返事で乗ることに。

 

正直、K助くんとはバルセロナの語学交流会で一度会っただけの顔見知り。

「こんなよく知りもせん男と2人でアフリカ!?大丈夫か!!?」

と一瞬考えましたが、それよりも"サハラ砂漠"の魅力が勝りました。

 

英語もロクに通じないと噂の発展途上国へ、女1人で乗り込む方が危ないし。日本人だし。いざとなったら勝てそうだし(K助くんはヒョロっとしてたので)。

なんて勝手に失礼なことを思いながら、翌週のモロッコ行きのチケット(ライアンエアーで往復約8000円)を予約したのでした。(笑)

 

 

 

飛行機を降り立つと、そこは誰かが言ってたようにもはや異世界。

 

フェズ空港についたのは夜9時ごろだったかな。まず空港内の両替所(ここは英語が通じた)で1人約2万円をモロッコの通貨ディルハム(1DH=12円ぐらい)に両替。クレジットカードもある程度使えるらしいけど、やっぱり現金が安心です。

 

f:id:shioirikun:20170103040343j:image

猫がウロウロする閑散とした空港。これ、警備大丈夫なんかい(笑)

 

 

到着ゲートを出ると、私たちの名前を書いたプラカードをかかげたおじさんが。

そうそう。着くのが遅くなる上、迷宮都市とよばれてるフェズの中、自力でホテルを探すのは不可能と思い、予約の際に空港出迎えサービスを頼んだんだった。(ちなみにホテルの予約はいつもBooking.comを使ってます。)

 

このおじさんには英語もスペイン語も通じず、私たちもアラビア語とフランス語は全くわからないので会話らしい会話は成立しませんでした。とにかく促されるまま車に乗る私たち。(笑)

 

オレンジの明かりがポツポツともる薄暗い街の中、車はビュンビュン走ります。

30分ほど走り、そのうち入り組んだ路地にガラの悪い人がたくさんたむろする場所へ…。薄暗いのに、喧騒な市街…。

 

「ちょっとやばいんちゃうコレ…もしこの人が悪い人やったら、このまま人身売買とか殺されたりとか…ゴニョゴニョ」

と焦る私たちをよそ目に、車から降り、付いてくるように合図するおじさん。どうやらここからホテルへの道は細かく入り組みすぎて車が入れないみたいです。

車を降りると、現地の人たち(騒がしい若者たち)がジロジロとこちらを見ている…。

 

やべー、モロッコやべーわ…

帰りてーーーー!!!!(メンタル弱い)

 

もはやなす術なく大人しくおじさんについて、入り組んだ路地を歩くことさらに15分。やっとこさリヤド(モロッコの伝統的ホテル)に到着。

外見は普通の民家で、部屋に通されるまで"やばい中で殺されるんちゃう!?"感が拭えませんでした。(笑)

おじさん、疑ってごめんね…。

 

f:id:shioirikun:20170103041608j:image

リヤドのロビー。

f:id:shioirikun:20170103041641j:image

部屋のベッド。一泊1人2000円ぐらい。

 

 

着いてすぐ、宿泊料金を払ったんですが、この空港出迎えサービスがめちゃくちゃ高い。宿泊費以上のお値段でびっくり!(まぁ日本円にすれば3500円ぐらいやけど)

 

「モロッコ、物価は安いけど、観光客にはめちゃくちゃふっかけてくるから気をつけた方がいいよ!」

というのはほんとのようです。気をつけよう。(笑)

 

はやくも疲れたうえ夜も遅いので観光することもなく、すぐ近くのレストランで軽く夕食。屋上のテラス席に通してくれたので、遠くにタンネリ(フェズ名物の革なめし場)を見ることができました。

 

f:id:shioirikun:20170103043638j:image

青白く光る夜のタンネリ。近づくとハンパない臭いがする上、観光料をボッタクられるともっぱらの噂です。(笑)

 

宿でシャワーを浴びて、12時頃就寝。

 

 

 

さて、翌日は朝イチの電車でマラケシュへ向かいます。7時間半もかけて。何故昨日マラケシュにつく飛行機にしなかったのか!!!(フェズ発着の方が飛行機が安かったからだ!!)

 

また、宿のお兄さんに鉄道の駅まで案内をお願いしました。

f:id:shioirikun:20170103053459j:image

路地の入り組んだ街。

f:id:shioirikun:20170103053604j:image

 ロバみたいなのもよく通ります。

 

 

鉄道の料金は、二等席が1000円ぐらいで一等席は1600円。窓口で迷わず一等席を指定し、リッチな気分に浸る私たち(小物感…)。

 

f:id:shioirikun:20170103060655j:image

一等席は6座席が1部屋になっています。一緒になったのはフランス人の優しいご夫婦。

私は景色を眺めたり、本を読んだり、駅で買ったお菓子を食べたりしてなかなか楽しく過ごせました。遠足とかって何だかんだ行きのバスとか電車が1番楽しいよね、ワクワクして。

 

f:id:shioirikun:20170103061443j:image

閑散とした風景の中、電車はぐいぐい進み、夕方ようやくマラケシュに到着。

 

  

とりあえずリヤドへ向かうことに。オフラインで使える地図アプリ"maps.me"を駆使して迷いながらもなんとかたどり着きました。マラケシュ旧市街も、フェズ同様すばらしい迷路です。こんなとこではぐれたらきっと2度と会えないでしょう。

 

f:id:shioirikun:20170103063436j:image

本日の宿は旧市街にある「リヤド・ヴェネツィア」。ここも一泊2000円ぐらい。 小綺麗で、朝ごはんもおいしくいいところでした。

f:id:shioirikun:20170103063514j:image

お部屋。

 

f:id:shioirikun:20170103063727j:image

外からみるとフツーの民家なのに、館内は広々。

 

リヤドの受付で、翌日サハラ砂漠へ向かうツアーを予約。

ネットや日本の代理店で予約していくのが確実、安心ですが、高くつきます。

翌日の予約も問題なく取れるし、片言の英語でも大丈夫なので、現地予約がおすすめです。

なんなら日本語で「サバク!サバク」と言っても通じるのだそう。(モロッコ人は商魂逞しく、日本語の単語を駆使してたくみに観光客を集めています。なかにはボッタクリもいるので注意)

料金は2泊3日で約9500円。ランチ以外は全部込み。やっすい…

 

 

さてさて、一息ついたら、私がとっても楽しみにしていた "フナ市場" へ!!!

 

向かいますよ〜、次の記事で。(笑)

(よく考えたらまだ一個も観光してへん…)

家出娘の日記

 

 

そもそもことの始まりはなんだったのか。

 

 

私が初めて日本の外に出たのは、高校3年生の夏。

 

自分で言うのもなんだけど、私の出身校は全国でも10本の指に入る有名進学校。夏真っ盛り、受験モード一色。

落ちこぼれだった私はその空気に耐えられず…

 

「ちょっと気分転換に外の世界を見てきます!!しばらくほっといてください!!!!!」

と学校をサボって当時世界の中心だった(と勝手に思いこんでいた)ニューヨーク行きの飛行機に1人で乗りこんだのが、最初の海外旅行(笑)

 

 

違う言語を喋る人々、でっかい食べ物、キラッキラに輝いてみえたタイムズスクエアに圧巻のブロードウェイミュージカル。

 

なにもかもが素晴らしく感じた単純な私は、アメリカの大学に入学しようと本気で考えた。(ほんまにアホ)

 

まぁしかしそんな簡単にいくわけもなく(そこまでのやる気とお金もなく)、結局はふつ〜に地元を出て、東京の大学へ。

 

1年間、ほどほどに授業を頑張りつつ、飲み会したり、適当にバイトしたり…そんな大学生らしい充実した毎日を送っていたのだけど…

 

 

1年生の冬に起こったある事件をきっかけに、少額の貯金と、電源を切ったスマホを持って、1人黙って東京から脱走。

家族にすら一切連絡しなかった。

 

夜行バスで東京から離れ、気のむくままに日本各地をフラフラ。両親や友達のことなんてまったく頭になかった。(今思えばなんて親不孝な娘!!!)

 

 

しかしまぁそんなに遊んでられるお金もないので、とある旅館の住み込みバイトで働くことに。

 

辺鄙なところにあるその旅館に向かうバスの中、初めて携帯の電源を入れた。

おびただしい量の着信履歴とメールが流れ込んで来た。親から、友達から、大学から…。自分の予想を遥かに上回る騒動となってたみたい。怖くてほとんど読めなかった。そのまままた電源を落とした。

 

 

 

旅館の仕事は楽しかった。

海の見える小さな寮に1人部屋がもらえたし、ご飯も三食付き。社員食堂にご飯と味噌汁のジャーがあって、自由に食べていい。お昼と夜にはおかずが一皿つく。板前さんと仲良くなると、たまに余ったお客さん用料理を回してくれることもあった。

 

朝6時にお客さんの朝食を準備するところから始まって、お昼前にお見送り。そのあと中休みがあって(だいたい昼寝か本を読んだりしてた)、夕方再びお客さんをお出迎えして夕食の準備をする。

夜11時には仕事が終わり、旅館のお風呂に入って就寝。露天風呂からは海がみえて、もう夜も遅く貸切で、最高だった。

 

 

しばらくその旅館で働いてお金ができると、また違う町に行きたくなった。のでそこを辞めて、再びフラフラ。今度はいままであまり行ったことのなかった九州へ。

 

私はとても海が好きなので、海の素晴らしいとある離島に住みたくなった。そこでスナックのバイトを始めた。小さな部屋(いやむしろ小屋か?)が店の裏にあり、そこに寝泊まりさせてもらった。

もちろん家出中だということは誰にも言わなかった。

 

日中は海辺を散歩したり近くの山に登ったりして過ごして、夜8時ごろからお店に出た。

お給料はよかった。私は歌がそこそこ得意だったので、よく歌ってお金を稼いだりもした(十八番は相川七瀬)。

ママは太っ腹ないい人で仕事が終わるといつもご飯に連れていってくれた。明け方食べる飲み屋のラーメンは最高においしかった。

 

そのうち1つ上の従業員の女の子とすごく仲良くなって、その子のアパートに居候することに。一緒に買い物して、ご飯をつくって、仕事に行って、夜は贅沢にもハーゲンダッツを毎日食べる。ほんとに気があって、楽しかった。その子にだけは本当のことを話した。

 

ある日、酔った勢いでとうとうママにも家出中だと打ち明けた。(正直、ママはうすうす気づいていた気がする。私は大学の春休みだと嘘をついていたけど、もう春休みの時期はとっくに過ぎていた)

 

ママは最後まで優しく聞いてくれた後、私に五万円の現金を渡して、「一度親にだけは顔をみせてちゃんと話さなあかんよ。このお金で帰り。もしまたここに戻ってきたかったらいつでも帰って来ていいから。」と。

泣いた。

 

 

というわけで、お店の人たちとお客さんに暖かく見送られながら私は船でそこを出た。

数日のうちに実家に戻った。夏前だった。殺されるんじゃないかとビビりまくっていたけど、両親は怒るでも、大袈裟に喜ぶでもなく、いつも通り迎えてくれて、ご飯を出してくれた。

親の偉大さを思い知った。

 

 

その後しばらくは無気力に実家で過ごした。(いわゆるニート)

が、ある日ふとあのニューヨークの日々を思い出した。

 

「いいなぁ〜外国…」

 

ぐらいの気の抜けた感じで、留学することに決めた。

もちろんニューヨークも魅力的だったけど、色々考えてスペインにした。

 

私は意外にも(?)美術が大好き。特にサルバドール・ダリという画家の大ファン。

ダリの出身地フィゲラスのすぐ近くにあり、ピカソ、ミロ、ガウディといった偉大な芸術家たちを続々と排出した街、バルセロナに行くことに決めた。海もあるし。

8月が終わる頃だった。

 

 

とにかく大金が必要だったので、すぐに時給の高い東京に戻り、そこから死に物狂いでバイトした。年末年始も返上して働き、手取りで月25万近く稼いだ。

 

学生ビザをとり、今年3月、ようやく念願のスペインへ。

 

空港までは母が送ってくれた。

「遠くなるけど、勝手にいなくなられるより随分マシ」

と笑ってた。

 

f:id:shioirikun:20161231011945j:image

 

 

 

 

…というのが私がスペインに踏み入れるまでのザックリとした経緯です。随分長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれた人いんのかな?(笑)

 

 

何故突然こんなことを書いたのかというと、最近パソコンの写真を整理しながら、

 

結構ヨーロッパあちこち旅行したな…ここよかった…これおいしかった…あ、誰かに自慢したい…

 

と思いまして、ここに密かに貧乏娘の旅行記を綴ろうと考えたわけです(笑)

 

その為にまず、どういう経緯でスペインにいるのかを明らかにした方がいいかなぁと思いまして、当時の日記を読みながらまとめました。

 

カミーノデサンティアゴ全く関係ないやん!?

というツッコミは受け付けません。(他に記録する場所がなかったんや!!!)

 

 

私はバックパッカーなんてやる度胸も根性もないので、バルセロナを拠点に各地へ気ままなショートトリップ。アフリカから北欧まで。LCCで。

 

面白かった話、起こった事件、おいしかったものや、オススメしたい場所なんかを具体的に(できるだけ値段や交通手段なんかもつけて)、紹介していきたいと思います。

興味のある方は、暇なときにでもさらっと読んでいただけると幸いです。(笑)

 

(今日はね、もう疲れたから無理だけど)

 

 

 

 

以上、shioirikunからのお知らせでした〜。

ありがとうございました。

恐れるものは何もない!!〜Q&A後編〜

 

こんばんは!

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私は最近ようやく現実に戻ってきた感じがしますよ〜。

学校行ったり、友達とご飯食べたり、映画観たり、髪の毛切ったり、冬服買ったり…そんな毎日です。

1ヶ月前はスペインの片田舎をモクモクと歩いていたはずなんですが、もはやあれは夢やったのではないかというレベルで遠い記憶です…(笑)

 

数年もしたら、きっとほとんど思い出せないんでしょうね〜。

いつか自分でブログを読み直してビックリ、なんてことになりそうです。

 

 

 

ではでは、前半から少し時間が経ってしまいましたが、カミーノデサンティアゴQ&A後半、いってみよう!!

 

ちなみに前半はこちら→さぁ、旅に出ようぜ!!〜Q&A前編〜 - 800km歩いたら許してくれますか?

 

 

 

Q. カメラは持っていきましたか?

持って行ってません!

一眼レフを持って行くべきか一瞬悩みましたが、荷物をバッグに詰めた段階で、

「あかん!!これはどう考えてもカメラは無理や!!」

と気づいて置いて行くことに。

 

結果、ほんとに置いてきてよかったです!!

持って行ってたら途中で放出品箱に放出してたかもしれません!!

荷物の重さは100グラムでも軽い方がいいです!!!

 

ブログの写真は全部iPhone5sのカメラで撮ったものになります。

 f:id:shioirikun:20161117032232j:image 

意外ときれいに撮れてると思うんですが、どうでしょう…?

 

デジカメや一眼レフを持ってきてる人も少なからずいましたが、荷物になるし、雨降ったら大変やし、出し入れがめんどくさい、なんてことを考えたら、私はスマホカメラで十分かな〜と思います!

 

 

Q. 総額いくらぐらいかかりましたか?

これ、めっちゃ大事なことですよね(笑)

旅には出たいけど、お金が…というのはよく聞く話。

しかしこのカミーノ、普通に1ヶ月間ヨーロッパを旅行するよりはかなりお安い旅になること間違いなしです!!

(まぁ旅行ていうよりは修行…みたいなところあるけどね…)

 

巡礼中に使う金額は人それぞれだと思うんですが、とりあえず私の例をみてみましょう!

 

 

〜1日あたりの出費〜

朝食:3ユーロ(コーヒーとクロワッサン)

休憩:1.5ユーロ(ビールかコーヒーをバルで飲む) 

昼食:3.5ユーロ(だいたいいつもオムレツと飲み物)

夕食:自炊→3ユーロ(サンドイッチを作るか、誰かの作った料理をおすそ分けしてもらってました!)   外食の場合は10ユーロ

 

宿代:5〜8ユーロ(私営のアルベルゲの場合は10ユーロ〜)

 

以上です!

だいたい1日あたり20ユーロ弱(2000円ぐらい)でしょうか?

お…意外と使ってんな…

 

そして40日間行ってましたので、20×40で、およそ800ユーロの出費ということになります!

 

私の場合は、毎日公営の安いアルベルゲに泊まって、夜はできるだけ自炊して、とできる限り節約して歩いてました。

たまには1人部屋に泊まりたいとか、朝昼晩外食がいい!という場合にはもう少しお高くなると思います。

 

 

 〜準備費用〜

登山靴:50ユーロ

バックパック(34L):120ユーロ

トレッキングポール:10ユーロ

ヘッドライト:5ユーロ

小型ナイフ:10ユーロ

寝袋:40ユーロ

レインコート上下:20ユーロ

計255ユーロ

 

「最低限の物しか買わへんぞ!」

と思っていた私でも、総額3万円近くかかっております。バックパックだけはしっかりした良いものを!と思ってグレゴリーを買いましたが、あとは全部超安物です。

登山用ソックスや、速乾性のウェアなんかを揃えたらもっとかかると思います。

予算と相談してみてください(笑)

 

 

〜交通費〜

バルセロナ→サンジャン:50ユーロぐらい(スペインのバス ALSA利用)

サンティアゴバルセロナ:80ユーロ(スペインの鉄道 RENFE利用)

計130ユーロ

 

時期によって多少変動すると思います。

日本から出発する場合は、これに航空券がプラスされる形になると思います!

 

 

……ということで総額、

 

1185ユーロ!(約14万円)

でした。

う〜ん、思ったよりかかってたな(笑)

 

でもお金には変えられない、素晴らしい経験ができること間違いなしです。

私はいくら払ったって構わないと思うぐらい、素敵な思い出がたくさんできました。

f:id:shioirikun:20161117040938j:image

 

 

 

 

Q. 危なくないですか!?

 

全然大丈夫ですよ!!

…と言いたいとこですが、まぁ多少危ないこともあったよね(笑)

 

まず、初日のピレネー越え。毎年ここで死者、行方不明者が出ているらしいです。私の登った日も霧が濃くて一度迷ってしまいました。ほんとに危なかった…。

また、晴れていても登りはかなりのキツさです。体力に自信がないと、日が出てるうちにロンセスバジェス(麓の町)までたどり着けない危険性もあるんじゃないかと感じました。不安な方は、ロンセスバジェスから巡礼に出発するか、山中の小さい宿に一泊することをオススメします。

 

さらに女性の一人歩きなら、手の早いヨーロッパ男子たちに気をつけなければなりません。

巡礼路という限られた空間にいるからなのか、カミーノラブなるものがあちらこちらで発生しております(笑)

ラブならいいけど、よく知らない男に知らない間に迫られてた!!なんてこともあるから怖いです。気をつけましょう。

いざとなったら物理攻撃も有効です。

参考までにどうぞ↓

6日目、エステージャの攻防!! - 800km歩いたら許してくれますか?

 

この記事はほんの一例です。大してかわいくない私でも男性関係では何度か困らされました…。(みんな何しに来てんねん)

実際、宿にはたくさんの人が寝てますから、いざとなったら大きな声で助けを呼びましょう。

こんなアホみたいな不安要素で巡礼を断念するのはもったいないです!(笑)

 

 

…あとは野犬かな(笑)

かなりでかいのもいます。これも襲われたら大変です。たいていはもと飼い犬みたいで大人しいですが、たまに吠えて走り寄ってくるヤツもいます。恐怖です。

いつでも戦えるよう、心の準備をしておいてください。

f:id:shioirikun:20161117043807j:image

 

 

 

…はい、てな感じで大した危険はありません!!!(笑)

 

思い切って、踏み出してみてください。

 

巡礼路って、きっと誰にとっても今までの人生とは全くの別世界やと思います。

そりゃ、多少危険なことも、怖いこともあって当然です。

そしてそれ以上に、素晴らしいこと、感動することがたくさんあります。

 

恐れるものは何もない!!(と思います!!)

ぜひこの素敵な経験を、偉大な巡礼路を、1人でも多くの人が体験できますように。

そんな風に思います。

 

 

 

 

ではでは、また何か思いついたら更新しますね(笑)

 

今日はこの辺で〜。

さぁ、旅に出ようぜ!!〜Q&A前編〜

…久しぶりに更新されたと思ったらタイトルうざいな!!

 

と思った方も多いと思います。そうですね、よくわからないテンションですね自分でも(笑)

 

巡礼路から、バルセロナの自宅(といっても風呂もトイレも共同の、古いアパートの一室!)に帰ってきてはやくも1週間以上になります。

 

毎日あったかいシャワーが浴びれて、何でも好きなもんが食べれて、誰にも邪魔されず1人のベッドでのびのび寝れる、そんな幸せな日々を送ってるんですが…

 

…正直まだ心が現実に帰ってきてません!!!!誰かタスケテ!!!!

 

 

f:id:shioirikun:20161109055035j:image

ただひたすら歩くだけの日々でしたが、終わってみると意外にも恋しいもんです、カミーノデサンティアゴ

 

シャワーが冷たかろうが、手洗いしすぎてTシャツが擦り切れようが(捨ててきた)、荒野で野犬に出くわそうが、毎日ちゃんと目標に向かって進んでるって、すごい充実した日々やったんやな〜きっと。

 

と、道中を振り返りながらひたすらダラダラ過ごす今日この頃。

活力よ、カムバーーーーク!!!!

 

f:id:shioirikun:20161109055227j:image

 

 

 

…さてさて、そんな私のどうでもいい近況報告は置いといてですね、今日は意外にも(!?)いろんな方から頂いたカミーノデサンティアゴに関する質問にお答えしていきたいと思います。

 

最後に投稿した記事が結構きれいにまとまったんで(自分で言うな) "もうこれでこのブログは終わりにしよう" とも思ってたんですが、私のブログを読んでくださった方々から、

"巡礼路に興味がでてきた!"

"行きたいから具体的な話が聞きたい!"

なんていうお言葉を頂きまして、こんなブログでも次の誰かが巡礼に踏み出すきっかけになれば素敵やな…ということで「さぁ、旅に出ようぜ!!」のタイトルコールとなったわけです。(笑)

 

ではでは、いってみよう!!

(このQ&Aのコーナーは全て私個人の経験に基づいております。人によって感じ方考え方はそれぞれだと思いますので、あんまりあてにならなかったら…ゴメンナサイ)

 

 

 

Q.どのルートを歩いてるんですか?

はい、すいませんすっかり言いそびれてました(笑)

実は一口にカミーノデサンティアゴといっても、巡礼ルートは一本じゃないんですね。スペイン北部の海岸沿いを歩く"北の道"やポルトガルから伸びる"ポルトガル人の道"、スペイン南部からスタートする"銀の道"などなど…まぁぶっちゃけどっからスタートしてもサンティアゴ・デ・コンポステーラにたどり着けたらオッケ〜!みたいな空気が漂ってます、巡礼路。(笑)

そして私は数あるルートの中でも最も有名かつ人気のある"フランス人の道"を歩きました。

この道はフランスから歩き出すが故に、序盤にあの恐ろしいピレネー山脈を越えなければならないという難所がありますが、やはり巡礼路の代表ルートということで、情報が集めやすい、宿泊施設が充実している、などの面で他の道よりも比較的歩きやすいと言われています。

また、訪れる巡礼者の数も最も多く、世界中の人と仲良くなれるチャンスがあります。

出会う巡礼者の中には、他ルート経験者も多いんですが、彼らはみんな口を揃えて、"人との出会いが好きならフランス人の道が一番!!"と言ってました。

f:id:shioirikun:20161109055353j:image

 

 

 

Q.スペイン語はどの程度必要ですか?

おい、あんま役に立たへんなスペイン語!!!…というのが私の正直な感想です(笑)

アルベルゲや、町のバルなんかではスペイン語しか通じないこともあるので、単語だけでも知ってると便利かな。メニューが読めると食べたいものが食べれるし。…ぐらいのレベルです。指さし会話帳でも持ってけば、勉強していかなくて大丈夫です。

それよりも必要なのは英語力。

巡礼者同士の会話は基本英語でした。

私は序盤英語が喋れず非常に苦労しましたが、まぁ2週間も経てばなれます。なんかよくわからんうちにある程度喋れるようになってたりします。スパルタ英会話レッスンです。

 

ただ、"英語もスペイン語もフランス語もまっっったくわからん!" からのスタートは大変かも。

アルベルゲはホテルと違って色々と細かいルールがあったりします。ですのでそういうのを理解できないとアルベルゲの管理人さんも、まわりの巡礼者も、自分自身も困ってしまうと思うので。

あとやっぱり、色んな人と出会って色んな話を聞けるのが巡礼路の魅力ですので、ちょっとでも会話できた方がいいですよね!(私は生まれて初めてちゃんと英語を勉強しなかったことを後悔した)

 

言語なんて心配するなよ!!そんなのより大事なのは思い切って踏み出す勇気だよ!!!

と言いたいところですが、まぁ現実ということで…(笑)

 

 

 

Q.計画から出発までにかかった時間は?

私はずばり1週間!!

私が巡礼路の存在を知ったのはスペインに来たばっかりの頃なんで、出発の半年以上前なんですが、ほんとに、"よし歩こう"と決めたのは1週間前です。

急遽バスのチケットを買い、近場のスポーツ用品店で安物の登山靴を買いました。そしてトレーニングもクソもなく、ピレネーに挑んで痛い目をみました(笑)

実際のところ、登山靴なんかは遅くても1ヶ月ぐらい前から履き慣らした方がいいし、ザックに荷物を詰めてみて重さに耐えれるか試した方がいいし、着ていく服なんかも防水性や耐寒性を吟味して新調…というのが理想だと思います。

私は普段きてるスウェットにオシャレ着系のジャージで行って、あまりの乾きにくさに絶望しました。(笑)

 

でも私は、1週間で十分だったと思います。

いつか歩きたいな。いつか絶対行こう。

でも今は学校があるし、バイトもあるから…それにまずトレーニングしないと。靴は大事だから慎重に選ばないと。お金を貯めて、必要なものを全部揃えて。時期はいつにしようか、夏は暑いし、冬は寒いし…

 

なんてやってたら死ぬまで出発できないからね!!!!?

…と思って何も考えないようにしてとりあえず行きのバスチケットを買いました(笑)

トレーニングしてなくても、靴が安物でも、服が防水じゃなくても、行ったら何とかなりました。

念入りな準備をするに越したことはないと思うけど、まぁ過剰に心配せずとも大丈夫です。

思い切って、現地に赴けば何とでもなるさ!!!

 

 

Q.みんな何を目的に歩いてるんですか?

これはほんとに人それぞれ。以下に私が聞いた巡礼路を歩く理由を挙げたいと思います。

・色んな国の色んな人と知り合えるのが魅力的だから

・非日常、冒険の世界を味わいたいから

・誰にも邪魔されず自分自身と向き合うために

・彼女にフラれて、帰るところがなくなってしまったから

・巡礼路関連の映画や小説を読んで自分も歩きたくなった

・熱心なキリスト教

・単純に山登りやハイクが好き

・世界一周の一環で

・バケーションさ!!!

…etc.

 

ほんとに巡礼路には色んな人がいます。どんな人が歩いてもいいそうです。

ちなみに私の目的は "自分の過ちを許すため" というちょっと重た〜いものでしたが、

出発前夜 - 800km歩いたら許してくれますか?

…最終的にはしっかり楽しんじゃってますね。(笑)

どんな理由で歩こうが、きっとカミーノデサンティアゴを歩いた日々は、誰にとっても素敵で大切な思い出になるんじゃないかな〜と思います。

f:id:shioirikun:20161109055903j:image

 

 

 

 

あれ、なんか予想外に長くなってきたので、本日はここまでということで(笑)

まだまだ質問いただいてるので、次回に続きます。

 

ではでは〜!

 

 

最終日、旅の終わり、新たな始まり。

日本から遥か彼方、遠い異国の地"ムシア"

そこは、罪を背負った巡礼者たちの終着点とされる岬。

 

ある日の夕暮れ時、そこに1人の女の子が到着しました。

歩きはじめて38日目、雨の日も風の日も休むことなく歩き続けて920キロ。

日に焼けた顔は野暮ったく、髪はボサボサ、服はヨレヨレ。ドロドロの靴を脱げば足はマメだらけでした。

綺麗な化粧も、可愛い服も、おしゃれな靴も、もはや彼女には必要ありませんでした。

大切なのは、歩き続けることのできる丈夫な体と、決して折れない意志だけでした。

 

"歩いてここまで来たの?"

宿の主人が問いました。

 

"そう、歩いて来たの!"

 

笑顔で答えたその顔は、38日前よりもずっとずっと穏やかで、すっきりとしていました。

 

岬に沈む夕日を眺めながら、女の子はある人へと電話をかけます。

自分の起こした事件の、犠牲者となったあの人へ。

何も言わずに逃げ出してしまって、ちゃんと話すことができなかったあの人へ。

 

日本は真夜中だったけれど、その大事なコールは繋がりました。

 

"もしもし"

 

久方ぶりに聞く母国語は、懐かしい声でした。懐かしい懐かしい声でした。その一言だけで、涙が溢れるほどでした。

 

それから何を話したかなんて、ちゃんと覚えていません。

女の子はただひたすらその人に謝り、その人はただひたすら "もういいのよ、もう大丈夫よ" と繰り返しました。

 

女の子が許してほしかった相手は、神でも自分自身でもなく、かつて自分が裏切り、今はもう会えないほど遠く離れてしまった大切な人でした。

彼女はこの道を歩き、そのことに気づいたのです。

そしてこの道を踏破し、その人ともう一度、今度は逃げずに話す勇気を得たのです。

 

かくして彼女は、1年と8ヶ月の月日を経て、ようやく自分の罪と向き合い、許しを請うことができたのでした。

f:id:shioirikun:20161031052847j:image

 

 

 

 

めでたしめでたし…?(笑)

 

はい、てなわけで私の巡礼クライマックスは、日本への電話で終了しました。

 

ちょっとここには書きづらい事情なんで詳しいことは伏せますが、逃げ出してからずっとずっと、ちゃんと謝りたかった人と話すことができました。

 

さすがに電話一本でスッキリ!…とはいきませんが、兎にも角にも話をする勇気を得られたことは本当に大きかったです。

 

ずっと、謝ることすらも身勝手で許されないと思っていた私ですが、

"920キロも、自分の足で歩き切ったんだから。あの事件を償うつもりで歩き切ったんだから。"

という思いが、"電話ぐらいならしてもいいんじゃないか?"

とついに私の背中を押してくれました。

 

ありがとう、巡礼路カミーノデサンティアゴ

 

 

私の旅は、ひとまずこれでおしまい。

でもこれで終わったとは思ってません。

全部きれいに…というわけではないけれど、とりあえず自分の中で決着がつく程度には過去を清算できたので、これからは未来に向かって生きていかなければなりません。

 

 

明日からは、もう矢印はないけれど。

f:id:shioirikun:20161031054718j:image

 

自分の心に従って。

f:id:shioirikun:20161031054925j:image

(巡礼者ノートに書かれていた言葉。素敵!)

 

 

 

ムシアの岬にて、果てしなく広大な海を眺めながら、仲間たちとそれぞれの新たな出発を鼓舞し合いました。

f:id:shioirikun:20161031055234j:image

 

 

 

さようなら巡礼路。さようならみんな。

ありがとう。どうか元気で。

 

そしてこの道でのすべての出来事に感謝を!

 

 

 

 

2016年10月29日、帰還。

 

番外編、大西洋へ。

 

お久しぶりです!

この空白の1週間でついに私の旅も終了しました。

 

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラをたったのち私が訪れたのは、

スペイン語で"地の果て"を意味する"フィニステラ"

古来より巡礼路の真の終着点とされている"ムシア"

の二ヶ所です。

 

 

大西洋に面するこの2つの岬を今でも多くの巡礼者がサンティアゴ到着後に訪れます。

 

 

 

…ただしバスでな!!!!!

 

 

フィニステーラ、ムシアまではサンティアゴから120キロ。アップダウンが激しい道が続くうえ、アルベルゲが極端に少なくなり、1日40キロ近く歩かなければならない日もある中々過酷な道のりなんですね。

 

ということで、現在ではサンティアゴ到着後、バスを使ってこの二ヶ所をまわる巡礼者がほとんどです。

 

ユーランやジョシー、一緒に歩いてきた人たちに

「ほんとに歩くの?みんなバスで行くけど!?」

と心配されながらも私は歩いて向かうことに決めました。

私が巡礼路にきた理由は、この道を楽しむ為だけじゃないからね。

 

 

しかし宿や町の情報も少なく、黄色の矢印も頼りにならない(らしい)道を1人で歩くのはさすがに心配なので、ここからは本格的にチームを組んで歩くことに。

 

アイルランド人のおじいちゃんで巡礼路6回目のジェラルドをリーダーに、イタリア人のアレクサンドロ、ギャップイヤー中のデンマーク二人組クリスティアンとイェンス、料理が得意なブラジル人のブルーノ、そして私の6人。

f:id:shioirikun:20161029230643j:image

 

新しい仲間とともに、サンティアゴを旅立ちました。

 

 

噂に聞いていたとおり、かなり険しい道が続きます。

激しいアップダウンで足はマメだらけに。それでも歩き続けるために、ライターで炙った針を刺しマメを潰して進みます。持っている水がなくなってもスーパーやバルは見つからないので、怪しい湧き水を恐る恐る飲んでみたりもしました。ヘビを捕まえたクリスティアンに追いかけられるなんてことも。(小学生かおまえは!!!)

 

 

更に屈強な男性陣5人は、もちろん歩くスピードも私よりだいぶ速い!

まず足の長さが全然違うからな!!

"私が遅ければ、置いていって"

サンティアゴを出るときに言い切ってしまったので、待ってぇ〜とは言えず、必死についていきます(笑)

 

 

 

そんな感じで歩き続けて3日目、ついに大西洋が。

f:id:shioirikun:20161030015450j:image

 

 

 

私は生まれて初めてみる広大な大西洋に感動。海への道を歩きながら、ようやく自分が歩いてここまできたという現実を噛みしめることができました。

 f:id:shioirikun:20161030015511j:image

 

 

 

 

そしてビーチに到着した途端、ザックを放り投げ、重たい登山靴を脱ぎ捨て、走り出すみんな。

いやまって!?もう11月近いけど!!!?

という私のツッコミは誰にも聞いてもらえず、そのままみんな極寒の海へダイブ!!!!あ〜!!!!

 

 

ここで自分だけやらないわけにはいかないという謎の使命感により…思い切って私も海へ飛び込みました。

そのままみんなで抱き合い、大西洋到着を喜び合いました。

もう寒いとか、着替えがないとか、海水がマメにしみるとか、そんなことはどうでもよくなっていました。

900キロだ!!!と誰かが言って、みんなが、900キロだ!!900キロ歩き切った!!!と叫びました。

10月末の海の中、最高のフィナーレでした。

 

 

 

f:id:shioirikun:20161030000857j:image

ま、その後ビチョビチョのままザックを担いで震えながら宿まで2キロもサンダルで歩かなあかんくなったけど(笑)

 

 

 

 

 

 

f:id:shioirikun:20161030001718j:image

 フィニステラに到着です。ついにゴール。残り0.00k.mの表示が少し寂しい。

 

 

 

 

みんなで地の果てに沈む夕日をいつまでも眺めていました。

f:id:shioirikun:20161030015441j:image

 

 

 

夜は宿にて飲み会。

お酒にめちゃくちゃ強いヨーロッパ男子のペース(ボトルワインは1人1本)で飲んでたら私はすぐにベロンベロンに。久しぶりにトイレに駆け込む羽目になりました(笑)

 

それでも、巡礼路の中で1番素敵な夜やったなぁ。

忘れられへん思い出になりそうや。

 

 

 

 

最終日、ムシア編へ続く!!!!