6日目、エステージャの攻防!!
6日目にしてはやくも女性特有のあの事件が起きました!!!!
事件の概要を説明しよう!!
昨夜の話です…
私はエステージャという小さな町のアルベルゲに泊まりました。
アルベルゲの消灯時刻はだいたい夜10時頃。
なので私も夜11時頃には2段ベッドの下でうつらうつらしてました。
いや、ほぼ寝てたかな。
その時!!!
なんと私のベッドに乗り込んでくる人影が!!!!!
え!!!!?なにごと!!!!!?
私 「あんたベッド間違えてるよ!!!?」
容疑者「いいじゃない、一緒に寝ようよ!」
…いやほんまに、
誰やねんお前!!!!です。(笑)
すぐさま携帯のライトで犯人の顔を照らします!!!!
隣のベッドに寝ていたイタリア人青年でした!!!!
やっぱりお前か!!!!!!怒。
イタリア人容疑者(20)も1人でカミーノを歩いてるそうで、
彼もスペイン語がしゃべれることもあり
お昼にちろっとお話ししてたんですね〜。
いや、イタリアのどこに住んでるの?とか当たり障りのない話を(笑)
ただそれだけの関係です!!
更に言うと、
私は巡礼中はスッピンで髪の毛もボサボサ、さらに上下ともよれよれのスエットで生活しています。
あげく、別に可愛いわけでも、特にスタイルがいいわけでもないです!!
目がめちゃくちゃ小さいです!!!
(あれ?なんか悲しいぞ)
え!!?どこに君を駆り立てる要素があったの!!!!?
て感じやわほんまに。(笑)
私「いや何してんの!?はやく自分のベッドに戻って!!」
イタリア人 「君の笑顔が好きなんだ」
私「いやそんなんええから大人しく寝てくれ!!こちとら明日も早いんですよ!!」
イタリア人 「一緒に寝ればいいじゃない!(スマイル)」
周囲のベッドの人達 「Zzzz...(でかいイビキ)」
まだ周りの人を巻き込むほど深刻な事態ではないと判断し、イタリア人と一対一の攻防戦に挑む私!!!!
スペイン語力では若干私が彼を上回っています!
私「日本で彼氏が待ってるからムリ!!!!(嘘)」
イタリア人「僕は別に君の彼氏になりたいわけじゃないよ!」
私 「ならはやくベッドから降りて!(おいどーゆー意味やねんしばくぞ)」
イタリア人「君ってかわいいね!」
…何か話が噛み合ってへんけど!!!?
さすがイタリア人、噂には聞いてましたがほんとに手が早くて押しが強い。
確実に負け戦やのに、彼は引く気配を見せません!!!!
イタリア人 「君と話したいだけなんだ」
私 「ほんなら明日聞いたげるからとりあえず寝かせてくれ!」
イタリア人「今じゃないとイヤだ。(スマイル)」
私 「みて!!?みんな寝てるでしょ!?君だけだよ元気なの!!!!」
イタリア人 「お願い!!ちょっとだけ!!今日だけ!!君の笑顔ほんとにステキだよ!!!」
私 「ええ加減にせぇやぁあああ!!!!!!!!」
ゴンッ ←渾身の頭突き。
…はい、ということで最後は語学力もコミュニケーションもくそもなく(昨日の記事は何だったのか)物理攻撃で撃退。
私はとっても頭が堅いので、さすがのイタリア人も鼻を押さえておずおずと退散していきました〜。
ということでですね、
いくらキリスト教の巡礼路だからといっても、こういう野郎もいるわけです。
世の中弱肉強食です。日々サバイバルです。
自分の身は自分で守らなあかんのや!!
と感じる事件となりました。
ちょっと面白おかしく書きましたが、本当にいざとなったら周りにもたくさん人がいるから大丈夫です。
お父さんお母さん。心配しないでね(笑)
ということで今日は寝不足からのスタートでした。
果てしなく続く山々を眺めながら(そしてこの先の道のキツさを想像してビビりながら)今日も黙々と歩いたで。
私の後ろ姿やで。初公開やで。(みたい人もいるかなと思って…)
途中、かの有名なワインの出る蛇口に遭遇したんですが、非常に残念なことに枯れてました。
写真左が私の英語教師シルビアです。
残念さが表情からうかがえます。(笑)
今日も天気は良く、気持ち良く歩けました。
明日はログローニョへ。
巡礼路最長といわれる区間を歩く予定です。
頑張るぞ〜。