800km歩いたら許してくれますか?

2016年、21歳の女子大生がカミーノデサンティアゴフランス人の道を踏破したお話です。

10日目、巡礼路の1日 <後編>

こんばんは。現在スペインは夜の10時です!

今日はサント・ドミンゴからベロラドまで、25キロを歩きました。

今日も雲ひとつない青空でした。

 

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雲っていうか、何もないわ。(笑)

 

 

 

 

昨日の9日目、巡礼路の1日 <前編> - 800km歩いたら許してくれますか?に引き続き、巡礼路、カミーノデサンティアゴの1日について紹介したいと思います。

たぶん、町に着くところからやんな?

 

 

 

 

 

【15:00〜16:00  到着】
だいたいいつもこのぐらいの時間に目的の町につきます。
町に着いたらまず今日泊まれるアルベルゲ(巡礼者のための宿泊所)を探します。
私はだいたいいつも公営のアルベルゲ。安いです。一泊5〜10ユーロ。寄付制というところもあります。

公営のアルベルゲの料金がなぜこんなに安いかというと、スペイン政府がいくらか負担してくれているかららしいです。ありがたい!!

 

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本日のアルベルゲ。5ユーロでした。

 

 

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中はどこもこんな感じで、たくさんの2段ベッドが並んでいます。

 

 


 
 
【16:00  シャワー、洗濯】
巡礼といっても、ただただ歩いてればいいだけじゃないんですね〜。そらそうか。


ということでアルベルゲについたらまずシャワーを浴びます。
その後、その日きた服を手洗いします。

毎日洗わないと、次の日着る服がありません。洗濯をさぼることは許されません。


私は白のTシャツを2枚もってきたんですが、

汗と泥にまみれる→しかし手洗い
という悪循環により、すでに黄ばんでます。かなしいです。

 

さらに毎日手洗いのおかげで、手がボロボロです。

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 見苦しくてごめんね!!どれぐらいボロボロか見せようと思って!!

 

 

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 中庭に干して乾燥中〜。

 

 


 
【17:00  買い物】
スーパーのある町なら、買い物にでかけます。これがなんといっても楽しみ!大きいスーパーやったらテンションあがりまくりです。
いやスーパーのなにが楽しいねん、て思うかもしれへんけど、楽しいねん。
 
日がな一日中、人も家もないところを歩いて、喉カラカラで、お腹もペコペコという状況からすると、
スーパーというお金さえあればなんでも食べたいものが買えるという場所は夢のようです!!!

 

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テンションあがりすぎて写真撮っちゃうぐらいやねん!!


ここで、今日の夜ごはんと明日のおやつ(歩きながら食べれるやつ)なんかを買います。

 

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私が買うのはだいたいチーズとフランスパンとハムとビール。全部合わせても4ユーロちょい!!

スペインのスーパーはとってもリーズナブルなんや!!!

 


 
ちなみにスーパーのない町の絶望感はヤバイです。
 
 

 


 
【18:00  夕食】
1人で食べたり、みんなで食べたり、日によります。

 
イタリア人グループはよく自分たちの作ったディナーに誘ってくれますし(今日もおいしい鳥料理をごちそうしてくれました!!)
昨日は韓国人グループが、韓国料理を振舞ってくれました。

 

自分の食べる分だけじゃなく、他の人の分まで作って配る。

それをみんなが自然とやってるのがすごいと思います。

巡礼路上では、食べ物も、飲み物もみんなで分け合って楽しみます。誰も独り占めしようとしません。
小規模やけど、世界平和がたしかにここに!!!
 
 

 

…写真を載せようと思ったら、食べるのに夢中で一枚も撮ってないことに気づきました。

なんてこった!!!!

近いうちに載せたいと思います。

 

 

 

 

【19:00〜22:00  自由時間】

消灯までみんな好きなことをして過ごします。

日記を書いてる人がとっても多いです。私は本を読んだり、ブログを更新したり。安らぎタイム。

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教えてくれる人がいるときは、この時間にちょっと英語を勉強しています。だいぶ喋れるようになってきたで〜(笑)

 

 

夕食後の二次会が開かれることもしばしば。みんなで飲んで歌って騒ぎます。特にラテン系の人々を中心に。(笑)

消灯時間を過ぎても誰も寝ようとしないので、アルベルゲの管理人さんに怒られることもしばしば…

 

 

 

【22:00  就寝】

多くのアルベルゲは、22時が消灯時間です。ので、私もこの時間にベッドに入ります。なんせ起床がめっちゃはやいからな…。

しかし、ここから眠りに落ちるまでに一苦労あるんですね。

 

なんといっても、ヨーロッパの紳士たちのイビキは想像を絶するうるささです。

 

お前それはわざとやってるやろ!!!?

 

みたいなレベルの人もいます。

 

いかにこのイビキたちを無視して眠りにつくか、が巡礼路の1日の最難関と言えるかもしれません(笑)

 

 

 

 

 

ということで、以上が私の巡礼中の1日のスケジュールです。

 

寝て起きたら朝が来て、また歩く。

その繰り返しです。

 

サンティアゴデコンポステーラに辿り着く日まで。

 

 

明日もまた、歩くで!!!