13日目、そして私はどうする
朝、起きたら9時だった…
超久しぶりの怠惰な朝です(笑)
アルベルゲと違ってホステルはチェックアウトが遅いので(アルベルゲは8時には出なあかん)、ダラダラ起きて朝ご飯。
その後、みんなでドイツ語の勉強したりして、宿を出たのはお昼を過ぎた頃。
(いやなんでドイツ語!?と思ってるのは私だけじゃないはず)
さて、いよいよほんとに別れの時。
ミケルは飛行機でドイツに。ヤーロウは風邪が悪化したのでしばらくブルゴスで休養することに。スーチンはもう1日この街を観光するそう。クリスティアンたちイタリア人は、今日は30キロ進むといって午前に街を出てしまいました。
おぉ…どうしよう…
午後一番の日差しの中、歩き出す巡礼者は他にいません。
それでも私は、今日も進むことに決めました。
遥か彼方のサンティアゴを目指して。
さよならブルゴス!!
ついに、ほんとに、完全に1人で歩き出さなければならない日が来たようです!!
さみしいけど、巡礼ってそういうもんやんなきっと!!!
ということで歩きました。12キロだけ。(笑)
ブルゴスから、ロベ・デ・ラス・カルサドスという小さい村まで。
ほんとにまったく人に会いませんでした。
大声で歌ってても誰にも聞かれないぐらいひとりぼっちでした。
が
かわいいヒマワリ(萎れてる)に会えました。
夜は村の小さなアルベルゲに、ブラジル人の老夫婦と宿泊。
暖かい夕食にご一緒させていただきました。
また新しい出会いです。
こうしてたくさんの人に出会えることが、多くの人を巡礼路に惹きつける魅力の1つだと思います。
その夕食の席で、アルベルゲのママが巡礼路についてのお話を。
"巡礼路を毎日毎日何キロも歩いてると、どんどん「自分」が消費されていく。体力も、精神力も。細胞だって入れ替わる。だから、サンティアゴまでたどり着けたら、そのときはもう「別の人間」になってるの。だから全ての罪が許されると言われてるのよ。"
なるほど、そういう考え方があるんですね。
心に留めておきます、ママ。
ということで、今日ははやく寝てまた明日がっつり歩きたいと思います。
おやすみなさーい。