800km歩いたら許してくれますか?

2016年、21歳の女子大生がカミーノデサンティアゴフランス人の道を踏破したお話です。

15日目、ワトニーの気分です。

 

今日も歩きました〜。もうなんか、面白い出だしも思いつかないぐらいひたすら歩いてるだけですね最近は。

 

f:id:shioirikun:20161005040019j:image

 相変わらず夜明けだけはほんまにきれいです。

みなさんお気づきでしょうが、この日の出の写真を撮るのが最近の私の趣味です。地味な趣味やわ…

 

 

本日はカストロヘリスからフロミスタまで、26キロの行程でした。

 

噂に聞いてた通り、ブルゴスを出てからは厳しい区間が続きます。

というのも、なんもないんですね!!!ほんとに!!!!

 

 

f:id:shioirikun:20161005035810j:image

 

火星かここは!!!!

 

 

今年ヒットした映画"オデッセイ"を彷彿させる何もなさと孤独感です。

(いやあれよりはマシやけども!!!)

 

 

これがずーっと1日中続きます。

実際は若干の景色の変化はあるんですけど

  

f:id:shioirikun:20161005040331j:image

 

こんな感じとか

 

f:id:shioirikun:20161005040407j:image

 

こんな感じとか

 

f:id:shioirikun:20161005040450j:image

 

こんな感じとか

 

f:id:shioirikun:20161005040526j:image

 

こんな感じとか

 

 

 

…いや火星か!!!!!!

 

 

地球上に、しかも先進国スペインに、こんなに何もない大地が残っているとは知りませんでした。

果てしないです。いつ町に戻れるんでしょうか私。

 

 

 

まぁでも一応今日も、小さな町にたどり着きましてそこに滞在中です。

 

 

f:id:shioirikun:20161005041318j:image

 

これはアルベルゲの靴箱の写真なんですが、私のは下の段右から2番目のピンクです。

 

フランスを出発した時は、私の登山靴だけが新品ピカピカで目立ってたもんですが、最近ではもう他の巡礼者の靴と遜色ないように思います。

泥だらけでボロボロです。

ついでに、足もマメだらけでボロボロです。痛いです。

 

でもこれこそが自分が自分の力で歩いてきた証明やな、と感じます!

 

 

私は、努力は必ず報われるとは思いません。

努力して努力して努力してもダメな時はダメやし、世の中結果こそが大事なことが多いです。

試験も、試合もなくて、努力した分がそのまま結果になることって、なかなかないですよね。

でもここでは1歩でも進めばそれがそのまま結果につながる。

歩き続けてれば、必ずゴールに着く。

すごいシンプルでわかりやすいです。

少しずつやけど、確実に目的地に近づいてます。

 

 

 

ということで、

まだ半分以上残ってるけど、あしたも地道に進んでいきまっせ〜。