21・22日目、迷う(いや人生にとかそういうかっこいいやつじゃなくて)
きょうの〜わんこ(野生)〜
…でっか!!!!目ぇ怖っ!!!!!
でもお行儀よくて、噛まれなさそうだったので思い切って写真を撮らせていただきました(笑)
ブエンカミーノ、わんこ。
ということで、昨日は後ろ髪引かれながらもレオンを出発、また黙々と荒野をいく1日となりました。
韓国人のユーランと2人で出発。
3日ほど前、初めての1人海外で絶賛ホームシック中の彼女と出会いました(笑)
同い年のひとり旅ということで仲良くなり、しばらく一緒に歩くことに。
(彼女の英語もお世辞にも上手とは言えず、私たちはガッタガタの英語でコミュニケーションとってます。)
朝、ちょっとレオンを観光したこともあってスタートは11時。
なので、次の町までほんの(?)7キロだけ、進むことに。
しかし…
これがいつまで経っても目的の町が見えてこないんですね…
おかしいぞ…もう夕方の6時やぞ…
7時間も歩いてんぞ…
と、かなりの不安を感じながら歩きます。
人間、自分の進んでる道が正しいと信じてる時はがんがん勢いよく進んでいけるもんですが、
「この道…ほんまにあってる…?」
と疑いだすと、途端に歩みが遅くなりますよね〜。
何度も立ち止まりながら、後ろを振り返りながら、他の巡礼者の気配を探しながら、おそるおそる進む私とユーラン。
1人じゃないから大丈夫や!!!
とお互いを励まし合います。
仲間の存在ほど心強いものはありません。
そしてついに、地元人らしいおじいさんを発見!!
私「すいません!!ここどこですか!!」
おじいさん「オルタナティブ・ウェイ」
…お…オルタナティブ・ウェイ…やと…?
そうなんです、なんとよくわからんうちに、正規ルートではない道に迷い込んでいたんですね!!!
おいしっかりしてくれ黄色い矢印!!
君だけが頼りやのに!!
(いやおしゃべりに夢中で見落とした私らが悪いねんけどな)
ということで昨日はやっとのことで見つけた田舎の名前もわからん村に宿泊。
でもすごく素敵なとこやったし、ちゃんと巡礼者用のアルベルゲもありました!
壁にはたくさんの巡礼者たちの言葉が。
(みんなオルタナティブ・ウェイ迷いこみすぎやろ)
2人でレオンのスーパーで買っておいたサラダやフルーツを夕食にし、
夜は私たちしかいない庭で、満天の星空を眺めました。
カップルか。
とってもきれいな朝焼けも見れました。
しかし、
回り道も悪くないよね〜。
なんて仲良く言い合ってられたのもここまで。
今日は、正規ルートに戻るべく歩き始めたのですが…
どこ歩いてんねんこれ!!!!
という道が続きます。(笑)
ひたすら続くコーン畑。
ひたすら続く線路沿い。
もはや未だオルタナティブ・ウェイなのか、もう正規ルートに戻っているのかもわからない私たち。
矢印が全然見つからず焦る私たち。
計画した街にたどり着けない私たち。
2人だから大丈夫だよ!を繰り返す私たち…
そして午後5時30分、結局本日も目的の町アストルガにはたどり着けず(笑)
さびれた感じのホステルに宿泊することに。巡礼者用2段ベッドが1泊6ユーロや。(750円ぐらい)
ホステルはガラガラでしたが、部屋に入ると、なんと私の大好きなスペイン人のおばちゃん、ロサマリアが!!
数日前に少し一緒に歩いて以来の、偶然の再会をはたしました。(宿泊客はなんと彼女と私たちのみ!)
スーパーもない町だけど、ユーランとロサマリアの3人でホステルのレストランで夕食をとり、尽きることなく色んな話をして笑いました。何一つ予定通りに行ってないけど、幸せな夜でした。
さてさて、昨日今日と50キロほど歩いてようやくオリジナルルートに戻ってこれたようです!
(どのタイミングで戻って来たのかは不明)
アストルガはもう目の前!!
明日もキープマイペースで頑張るで。