28〜30日目、映画のような現実
どうも〜
音沙汰ないから、セブレイロで滑落して死んでるんじゃないか!?
と心配してくれたみなさん、ありがとう。(笑)
元気です。
ブログも書かずに何をしてたかというと、
じゃん、テント泊です。
何故こんなワイルドなことになってるのか!?
ここ3日間を振り返っていきたいと思います〜。
一昨日、昨日とまたひたすら山道を歩いて、ついにセブレイロを抜けました。
拍手!!!おめでとう私!!!
ほんまに長かった…
下り始めた!下山かな!?
と思ったらまたすぐ上りに入ったり。
永遠に終わらなさそうな上りが続いたり。
一昨日は大雨で、寒さの中1日山をさまよってそれでも麓の町にはたどり着けず。
想像して!!これの雨バージョン!!
誰やねんピレネーより楽とか言うたヤツ!!!
…私やな!!!
そんな中、立ち寄った山小屋でなんと5日ぶりぐらいにユーランと再会!!
あまりの雨に出発を見送り待機してたところに、私が追いついたわけです。
そこで、韓国人の男の子2人組、ミンソクとハンジョウに出会ったんですが、この2人がかなりワイルド。
なんと2年近くも世界中を自転車で旅してるんだとか。
「え〜!!すごい!!
モーターサイクル・ダイアリーズみたいだね!!(若き日のチェ・ゲバラの映画)」
と言ったら、
「え!?あの映画知ってるの!?僕も大好き!!」
みたいな話になって、そこからロードムービーの話題で盛り上がる私たち。
"イントゥ・ザ・ワイルド"はかっこいいけどラストが切なすぎるとか、自転車で長い坂を下る時は"LIFE!"のテーマ曲をかけてるとか。
私のお気に入りは"wild(私に会うまでの1600キロ)"という若干マイナーな映画なんですが、彼らはもちろん知ってて
「PCTを歩くやつでしょ!原作小説も読んだよ!!」
なんて言うもんですから、もう完全に意気投合です。
そこから山の中を私とユーランと2人の旅人と一緒に歩くことに。
そして、ミンソクの
「イントゥ・ザ・ワイルドの世界を経験してみたくない??」
の一言により冒頭のテント泊へ…。
シャワーもネットもストーブもないけど、とっても素敵な世界でした。
ご飯を炊いて、
寒い中食べるサムギョプサルは最高!!!
私が「ほんとに映画みたい!!」
というと、
「映画じゃない、これが僕らの日常なんだ。最高じゃない?!」
という2人。
「君もそれだけロードムービーが好きなら旅に出なきゃダメだよ、一緒に行こうよ!!」
なんて言われて危うく頷くところでした。(笑)
食事の後はお茶を沸かして、夜遅くまで火を囲んでおしゃべり。
彼らの旅の話や、軍隊にいた頃の面白い話なんかを聞かせてもらいました。
新しくできた仲間と、飲んで笑って、たくさん語り合う素敵な夜。
ほんまに貴重な体験や〜。
私の世界はまだまだ狭いなと感じる3日間でした。
そして本日ついに、残り100キロを切りました。ほんまにあっという間に終わってしまう。
遊んでばっかりいないで、ちょっと真剣に自分の過ちと向き合って行こうと思う、今日この頃です。
いつかまた、あの頃の仲間とも笑って語り合えるように。